東京工業大学
生命理工学院 門之園研究室

腫瘍検出ナノ量子センサ

2023年5月29日

腫瘍組織の微小環境には、酸素濃度が低い低酸素領域が存在します。この領域に存在するがん細胞は悪性度が高く、転移や再発の原因になると考えられています。そのため、低酸素環境の存在を早期に発見することにより、がんの根治治療に貢献できます。そこで私たちは、ナノ量子センサとして働くナノダイヤモンドを利用した腫瘍内低酸素環境の超高感度検出プローブの開発を進めています。